第96回日本消化器病学会総会 参加
4月23日に開催された第96回日本消化器病学会総会でのパネルディスカッション7:「生体肝移植ドナー長期予後の問題点」に招待いただき、発表をしてきました。(発表資料)
臨床の先生方からは、以前私たちが行ったドナー調査の項目を生かした調査や、HRQOLを測定した結果が示されていました。
その後のディスカッションの中では、概ね壇上の先生方の施設では、6か月から1年は生体ドナーさんの診察が行われていること。念入りに検査をしようとすれば、費用面で負担が大きくなることなどが指摘されました。
特にほとんどの先生方が、レシピエントがなくなった場合にドナーとの接点がなくなり、調査などの回収も悪くなることを報告されていて、「心配なんだけど、でもどうしたらよいだろう…」というあたりが課題に挙げられていました。
北大では、臨床心理士の方が、生体・死体にかかわらずドナーになった方や家族の相談を受ける窓口を用意されているとか。
精神面でのQOLが低いといったデータに対してのディスカッションもあったのですが、私からは、移植の前の段階で、ドナーを支えてくれる存在を探しておかないと、いざなにか問題が起きてからでは家族にも、友人にもお世話になった先生にも誰にも相談できない状態に陥ってしまいますというお願いをしてきました。
移植がメインではない消化器病学会でこのようなテーマでPDが開かれるのも興味深く、50名ぐらいの出席者の方は会場の大きさに比べれば少なくも見えましたが、大変貴重でありがたいことでした。
残念ながら新潟市内の滞在時間は15時間程度でしたが、ちょうど市内は桜が満開で美しかったです。
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